ざこのあひるの攻略wiki！UFOを使えば…【STEAMゲーム】

STEAMアクションゲーム、通称「ざこのあひる」こと『ZAKO NO AHIRU』の攻略情報をお届けします。本作は、可愛らしいアヒルのおもちゃを操作して、険しい山をひたすら登っていく高難易度の「登山ゲー」です。最大の魅力であり、同時にプレイヤーの精神を削ってくるのが、ナビゲーターである「須垣マリー」による容赦ない煽り実況でしょう。失敗するたびに浴びせられる罵倒に耐えつつ、物理演算特有の挙動を制覇できるかが鍵となります。本記事では、初心者が挫折しないためのコツや、気になるクリア時間について詳しく解説していきましょう。

※記事は下に続きます。

ざこのあひるの攻略するには

このゲームを攻略するための最大のポイントは、独特な操作感への慣れと、メンタル管理の2点に集約されます。本作は「壺おじ」や「Jump King」の流れを汲む高難易度アクションであり、一筋縄ではいきません。まずは以下のポイントを意識してプレイを開始してみてください。

逆向きの推進力を理解するアヒルは足で歩くのではなく、口から水を噴射して進みます。つまり、進みたい方向とは「逆」にマウスを向けて水を撃つ必要があるのです。この直感に反する操作が最大の壁となります。焦らず、まずは平地で前後移動の練習を繰り返しましょう。
微調整こそが正義勢いよく水を噴射すると大きく飛べますが、それは同時に制御不能になるリスクをはらんでいます。特に狭い足場では、小刻みに水を出し、数ミリ単位で位置を調整する繊細さが求められます。摩擦や傾斜の影響を強く受けるため、着地後の滑りまで計算に入れる必要があります。
煽りを力に変える設定レビュー情報によると、初期設定ではボイス頻度が控えめな場合があります。本作の醍醐味である「メスガキによる煽り」を堪能するため、設定でセリフ頻度を「多め」に変更することを推奨します。罵倒をモチベーションに変えられるかどうかが、クリアへの近道となるでしょう。
着地地点の材質を見極めるステージ上のオブジェクトは、見た目以上に滑りやすいものや、跳ね返るものがあります。新しいエリアに到達したら、いきなり大ジャンプをするのではなく、一度壁にぶつかってみるなどして物理挙動を確認するのが安全です。

基本的には「失敗して覚える」ゲームデザインです。何度も落下し、須垣マリーに笑われることを前提として、一歩ずつの前進を喜びとするマインドセットが攻略の基盤となります。

ざこのあひるに要するクリア時間

本作のクリア時間は、プレイヤーのこの手のアクションゲームに対する習熟度によって極端に変動します。単純なステージ数やボリュームだけでは測れない「沼」のような時間泥棒要素があるため、あくまで目安として捉えてください。

アクションゲーム熟練者の場合類似の登山ゲームに慣れているプレイヤーであれば、早ければ5時間から7時間程度でエンディングに到達できる可能性があります。実際に早い人はチュートリアルからステージ1のクリアまでを20分程度で通過していますが、そこから先の難易度曲線は急上昇します。
初見プレイヤーや初心者の場合このジャンルに初めて触れる場合、クリア時間は青天井です。数十時間プレイしても頂上が見えないことは珍しくありません。あるレビューでは、通常プレイでクリアを目指すなら100時間以上かかる覚悟が必要かもしれない、という意見さえあります。
コンプリートを目指す場合単なる登頂だけでなく、隠し要素の回収や複数のエンディング、実績の解除を目指す場合はさらに時間が必要です。アチーブメントリストにはやり込み要素が豊富に用意されており、効率的なルート開拓を含めると長く遊べる設計になっています。

重要なのは、プレイ時間が長いことが必ずしも停滞を意味しないという点です。6時間かけて進んだ距離が、たった一回のミスで数秒にして無になることもあります。しかし、その過程で培った操作テクニックこそが、クリア時間の短縮に繋がる最大の武器となるはずです。

ざこのあひるの攻略に詰まったら

どれだけ頑張っても先に進めない、同じ場所から何度も落ちて心が折れそうになる。そんなプレイヤーのために、本作には強力かつ禁断の救済措置が用意されています。どうしても攻略に行き詰まった際は、以下の機能の利用を検討してみてください。

お助けUFOの利用ゲーム内には、特定のポイントやゴールまで運んでくれる「UFO」を呼び出す機能があります。これを使えば、どれだけ難しい難所であってもスキップして先に進むことが可能です。
プライドとのトレードオフ救済機能を使うことには代償が伴います。それはゲーム内アイテムの消費などではなく、プレイヤー自身の「達成感」と「プライド」の喪失です。システム上でも、UFOを使用することでしか聞けない特別なセリフや反応が用意されており、徹底的に「分からせ」られることになります。
一度きりの確認メッセージUFOを使おうとすると、最初は確認画面が表示されます。ここでキャンセルを選択すると「我慢できてえらい」といった褒め言葉が貰えることがありますが、一度でも使用してしまうと、以降はその確認すら出なくなるとの情報があります。安易な使用は、取り返しのつかない何かを失うことになるかもしれません。

詰まった時のもう一つの解決策は、一旦ゲームを閉じて休憩することです。精神的な苛立ちは指先の操作を乱暴にし、さらなるミスを誘発します。一晩寝てから再挑戦すると、不思議とあっさりクリアできることも多いのがこのジャンルの特徴です。UFOという「逃げ道」があることを心の余裕にしつつ、まずは自力での突破を目指してみましょう。

まとめ

『ZAKO NO AHIRU』は、可愛らしい見た目とは裏腹に、極めて硬派で挑戦的なプラットフォーム・ゲームです。物理演算に翻弄されながら山を登る苦行と、それをあざ笑う須垣マリーのボイスが融合し、唯一無二のプレイ体験を生み出しています。

人を選ぶが高い中毒性万人に勧められるゲームではありません。しかし、困難を乗り越えることに喜びを感じるプレイヤーや、失敗を笑いに変えられる人にとっては、非常に満足度の高い作品となります。
価格以上のボリュームと質シンプルな操作ながら奥が深く、アートワークやサウンドの作り込みも丁寧です。特にボイスのバリエーションは豊富で、プレイヤーの状況に合わせて的確に煽ってくるシステムは一見の価値があります。
自分のペースで挑もうUFOを使ってストーリーを楽しむもよし、自力で頂上を目指して栄光を掴むもよし。どのようなプレイスタイルであっても、アヒルとのダンスは記憶に残るものになるでしょう。

もしあなたが、自分の忍耐力を試したい、あるいは可愛い声で罵られたいと少しでも思うなら、この山へ挑む資格は十分にあります。準備ができたら、水を満タンにして、遥か高みを目指して飛び立ちましょう。