自分の声がコントローラーになる、一風変わった協力型ホラーゲームが登場しました。プレイヤーの発する言葉すべてに反応するこのゲームでは、うっかり「オッケー」や「たぶん」といった日常会話を口にするだけでダメージを受けてしまいます。友人たちと叫び声を上げながらダンジョンを探索するわちゃわちゃ感は、他では味わえない楽しさです。今回は、そんなユニークな本作の攻略ポイントやクリアまでの目安時間、そして気になる隠し要素について詳しく解説していきます。
Cursed Companionsの序盤攻略ポイント
ゲームを始めたばかりのプレイヤーが意識すべきことは、画面上の敵よりも「自分たちの会話」に注意を払うことです。このゲームの最大の敵は、モンスターではなく仲間の不用意な発言かもしれません。
序盤をスムーズに進めるための理由は、以下の3点に集約されます。
- 各プレイヤーに割り当てられた「禁句」を把握しないと自滅するからです
- 音声認識で発動する魔法やアクションが攻略の鍵になるからです
- モンスターごとに特定の「言葉」による撃退法が決まっているからです
具体的には、ゲーム開始時に「オッケー」や「~してない」といった普段使いそうな言葉がNGワードとして設定されます。これを言ってしまうとダメージを受けるため、ボイスチャットでの連携には細心の注意が必要です。また、ダンジョン内には音に反応する20種類以上のモンスターが徘徊しています。例えば「ミートグラインダー」という敵には、「誰がご主人様だ!?」と叫ぶことで追い払うことができます。
まずは仲間と協力して、どの言葉が安全で、どの言葉が危険かを共有しましょう。日本語の音声認識はベータ版のため、はっきりと大きな声で発音することが重要です。恥ずかしがらずに全力で叫ぶことが、生存への第一歩となります。
Cursed Companionsで行き詰まったら
ダンジョンの深層に進むにつれて敵の攻撃が激しくなり、全滅してしまう回数が増えるでしょう。そんな時は、装備アイテムの見直しと、モンスターへの対処法を再確認することが突破口になります。
行き詰まった時の具体的な対処法は以下の通りです。
- ショップで購入できる魔法アイテムを積極的に活用すること
- 特定のモンスターに対する「口説き文句」や「暴言」を使い分けること
- ソロプレイで詰まっているなら、マルチプレイに切り替えること
ショップには便利なアイテムが売られています。「テレポートストーン」で緊急脱出したり、「アイスワンド」で敵を足止めしたり、「くさいポーション」を使ったりと、工夫次第で生存率は大きく上がります。また、敵の特性を知ることも大切です。「花嫁」という敵には下手な口説き文句が有効ですし、「邪悪な蛾」は暴言を吐くプレイヤーを罰してきます。敵に合わせて言葉を選ぶ柔軟性が求められます。
どうしてもクリアできない場合、ソロプレイでの限界かもしれません。レビューにもある通り、ソロでは毒を受けると即死するなど難易度が高めに設定されています。このゲームは他プレイヤーとの連携やハプニングを楽しむ設計になっているため、フレンドを誘って最大人数で挑むのが最も効率的で楽しい攻略法と言えるでしょう。
Cursed Companionsの隠し要素は?
ただダンジョンをクリアするだけがこのゲームの目的ではありません。本作にはリプレイ性を高めるためのユニークなモードや、コレクション要素がたくさん用意されています。これらを知ることで、遊びの幅がぐっと広がります。
隠し要素ややり込み要素については、以下のようなものがあります。
- 裏切り者が紛れ込む「トレイターモード」が存在すること
- 特定の条件を満たすことでユニークなスキンがアンロックされること
- 自分だけの「カスタムワード」を設定して遊べること
通常の協力プレイに飽きたら、「トレイターモード」に挑戦してみましょう。これは仲間のふりをした裏切り者が任務を妨害する、いわゆる人狼ゲームのようなモードです。誰が味方で誰が敵か疑心暗鬼になる心理戦が楽しめます。また、ボスを倒したり、特定のレアな死に方をしたりすることで、キャラクターの見た目を変えるスキンが手に入ります。
さらに、PC版ならではの機能として、呪文やアクションのトリガーとなる言葉を自由に変更できる機能もあります。身内ネタや面白いフレーズを魔法の言葉に設定すれば、友人とのプレイがさらに盛り上がること間違いなしです。自宅のカスタマイズ機能もあり、集めた報酬でセンスを見せつけることも可能です。
Cursed Companionsのクリア時間は?
このゲームは明確なストーリーラインを追うRPGとは異なり、繰り返し遊ぶローグライト形式の作品です。そのため、一通りのコンテンツを触るまでの時間は比較的短めですが、長く遊べるポテンシャルを秘めています。
プレイ時間の目安と、その理由は以下の通りです。
- 一通りのギミックや敵を見るだけなら4時間から5時間程度
- 早期アクセス中のため、現時点でのボリュームはそこまで多くない
- エンドレスモードやマルチプレイなら無限に遊べる
多くのプレイヤーのレビューを参照すると、およそ4時間前後で「一通り遊んだ」という満足感を得ているようです。日本語サポートがまだ完全ではない部分や、コンテンツ量の不足を感じる声もありますが、価格の安さを考えれば十分なコストパフォーマンスと言えます。
しかし、これはあくまで「慣れるまで」の時間です。ランダム生成されるダンジョンや、友人とのマルチプレイで生まれる予測不能なドラマには終わりがありません。エンドレスモードで限界に挑戦したり、全スキンコンプリートを目指したりすれば、数十時間は余裕で楽しめるでしょう。サクッと遊べて大いに笑える、パーティーゲームとして割り切って楽しむのがおすすめです。
まとめ
Cursed Companionsは、音声認識技術をホラーとコメディに昇華させた、非常にユニークな協力ゲームです。バグや粗削りな部分はありますが、それを補って余りある「笑い」と「混沌」を提供してくれます。
最後に、このゲームの魅力を改めて整理します。
- 声を出すことが操作になる、没入感と緊張感がたまらない
- 友人と遊べば爆笑必至のパーティーゲームになる
- 敵に合わせた言葉選びや、禁句を避けるスリルが新しい
- 今後のアップデートでさらなる進化が期待できる
「マイクに向かって叫ぶ」というシンプルな行動が、これほどまでにゲームプレイを熱くするとは驚きです。普段は静かにゲームをする方も、この時ばかりは恥じらいを捨てて、全力で「誰がご主人様だ!?」と叫んでみてください。
もし攻略に行き詰まったら、まずはマイクの感度設定を見直し、気の置けない友人を誘ってみましょう。一人で怖がるよりも、みんなで笑いながらパニックになる方が、このゲームの真の楽しさを味わえるはずです。













