人狼ゲームが好きだけれど、セオリーが複雑で敷居が高いと感じたことはありませんか。そんなあなたに強くおすすめしたいのが、Steamで話題の『Feign』です。このゲームは、最大12人で遊べる正体隠匿系のロールプレイングゲームですが、最大の特徴は「バカ(インセイン)」という役職が存在することにあります。自分が重要な役職だと思い込んでいるのに、実は何の能力も持っていないただの一般人かもしれないという疑心暗鬼が、議論をカオスに陥れます。従来の論理パズルに「勘違い」という人間味あふれる要素を加えた本作は、失敗すらも笑いに変わる最高のパーティーゲームです。今回は、このユニークなタイトルの攻略ポイントや遊び方について詳しく解説していきます。
Feignの序盤攻略の概要
ゲームを始めたばかりの初心者がまず意識すべきことは、自分の役職さえも疑ってかかるという慎重な姿勢です。通常の人狼ゲームでは、ゲーム側から与えられた「あなたは占い師です」という情報は絶対の真実となります。
しかし、本作においてその常識は通用しません。序盤を有利に進めるためのポイントは以下の通りです。
- 自分が「バカ(インセイン)」である可能性を常に考慮して行動すること
- イノセント(村人)、インポスター(狼)、ニュートラル(第三勢力)の勝利条件を把握すること
- 夜の行動結果がデタラメかもしれないと疑い、情報を安易に確定させないこと
具体的には、自分が「ドクター」だと思って回復行動を行っても、実はバカであれば回復は成功していません。また「インベスティゲーター」として誰かを調査し、結果が出たとしても、バカであればその情報はランダムで表示された偽物です。
したがって、序盤は自分の情報を過信して断定的な発言をするのは避けるべきです。複数のプレイヤーの発言と自分の情報を照らし合わせ、矛盾がないかを確認してから動き出すのが定石となります。自分が正しいと信じて発言したことが結果的に嘘となり、味方から吊られてしまうという悲劇を避けるためにも、謙虚な立ち回りが生存率を高めます。
Feignの攻略で行き詰まったら
議論が噛み合わず勝てない場合や、ゲームプレイそのものに行き詰まりを感じた時は、視点を変えてアプローチする必要があります。このゲームの難しさは、論理だけでは解決できない「不確定要素」にあります。
状況を打開するための具体的なアドバイスは以下の3点です。
- インポスター側なら、ミスをした時に「自分はバカかもしれない」と言い訳に利用すること
- 野良マッチでのプレイが厳しい場合は、Discordなどで友人を集めてプライベート部屋を建てること
- 通常モードに疲れたら、新実装のお絵描きバトルモードで気分転換すること
もしあなたがインポスターとしてプレイしていて、嘘がバレそうになったとしましょう。そんな時は、素直にミスを認めるふりをして「役職はあるけど、自分はバカ役職なのかもしれない」と主張することで、村人側の混乱を誘えます。これは本作ならではの強力な戦術です。
また、レビュー情報を参照すると、公開サーバー(野良)ではマッチングしづらかったり、言葉の壁やマナーの問題に直面したりすることがあるようです。このゲームの真価は気心の知れた仲間とのプロレス的な会話にあります。掲示板やSNSを活用して、日本語で話せるメンバーを集めるのが最も楽しめる解決策となります。お絵描きモードでは、インポスターだけがお題を知らされない状態で絵を描くことになり、画伯たちの迷推理が楽しめるので、こちらもぜひ試してみてください。
Feignのクリア時間は?
本作は対戦型のマルチプレイゲームであるため、ストーリーゲームのような明確なエンディングやクリア時間は存在しません。しかし、1試合あたりのテンポは非常に良く、短時間で何度も遊べる設計になっています。
プレイ時間の目安とリプレイ性については、以下の傾向が見られます。
- 1試合は数分から十数分程度で決着がつくため、サクサク遊べる
- 多くのプレイヤーは数時間程度でゲームの基本を把握し、満足感を得ている
- 友人と定期的に遊ぶ場合は、数十時間から無限に楽しめるポテンシャルがある
Steamのレビューを参照すると、総プレイ時間は人によってまちまちですが、平均して数時間から10時間前後遊んでいるユーザーが多いようです。これは、役職の組み合わせが毎回ランダムで変わるため、飽きずに何度でも挑戦できるからです。
例えば、ある回では「シリアルキラー」として孤独に勝利を目指し、次の回では「バカな警察官」として場を混乱させるなど、毎回異なるドラマが生まれます。価格も非常に手頃であるため、週末に友人と集まって2、3時間遊ぶだけでも十分に元が取れるコストパフォーマンスの高い作品と言えます。クリアを目指すというよりは、爆笑できる瞬間を求めて繰り返し遊ぶのが、このゲームの正しい楽しみ方です。
まとめ
Feignは、既存の人狼ゲームに飽きてしまった人や、嘘をつくのが苦手で敬遠していた人にこそ遊んでほしい傑作です。「バカ」という役職の存在が、プレイヤーのミスや勘違いさえもゲームの一部として許容し、笑いに変えてくれます。
最後に、このゲームの魅力を改めて整理します。
- 自分の役職すら信用できないという、極上の疑心暗鬼が楽しめる
- 失敗しても「バカだったから」で済まされる、緩い空気が魅力
- お絵描きモードなど、バラエティ豊かな遊び方が用意されている
- 友人同士で「お前バカじゃねえか?」と言い合える、最高のコミュニケーションツール
高度な心理戦を制して勝利するのも快感ですが、全員で推理を外し、大混乱の中でゲームが終わるのもまた一興です。論理とカオスが同居する不思議な村で、あなたも是非、真実を見極める探偵ごっこを楽しんでください。まだプレイしていない方は、今すぐ友人に声をかけて、この騙し合いの舞台へ飛び込みましょう。













